奄美大島で引っ越し手続きをスムーズな流れで行う手順

近年、都市を離れて離島での生活を選ぶ人が増えています。その移住先として、いま人気が高いのが奄美大島です。
日常の喧噪から解放され、波や風の音を聴きながら緩やかな時間の流れの中で生きる。そんな生活に憧れを抱く人のために、『奄美大島へ引っ越しする際の流れ』についてお話ししたいと思います。
奄美大島への引っ越しを考えているのであれば、ぜひともこれを押さえておきましょう。

奄美大島とは

まずは、“奄美大島と決まってはないけれど移住したい”という人のために、ここで奄美大島について少し触れておきましょう。

「東洋のガラパゴス」と称される美しい島

奄美大島は鹿児島県の離島です。鹿児島本土と沖縄県の中間に位置しています。奄美大島の気候は「亜熱帯性気候」と呼ばれ、一年を通して温暖な気候であることが特徴です。
マングローブの森や亜熱帯の植物が溢れる原生林、エメラルドグリーンの海や美しいサンゴ礁など、豊かな自然に囲まれた魅力的な島です。
奄美大島の海には、毎年冬のシーズンになるとザトウクジラが繁殖や子育てのためにやってきます。ホエールウォッチングや、ダイビング、サーフィンなどのアクティビティを存分に楽しめる場所です。特に奄美大島の海岸には、サーフィンに適した波があることで知られ、サーファーたちに愛されている島でもあります。
沖縄県に近いこともあり、文化や食べ物は沖縄県とよく似ています。奄美大島の郷土料理である奄美料理は、グルメの人たちの間でも人気の高い料理です。
ひとことでは語りつくせないほどの魅力あふれる奄美大島は、”離島暮らしをしたい”と考えている人にはぜひともおすすめしたい島なのです。

奄美大島への引っ越し

奄美大島の魅力をお伝えしたところで、本題となる『奄美大島へ引っ越しする際の流れ』についてお話ししていきたいと思います。

引っ越しの流れ

引っ越しをする際、いわずともいちばん大変なのは荷物の移動です。都市から都市へといったような一般的な引っ越しであれば、基本的に引っ越しは1日で完了します。

引っ越し業者に依頼→トラックで荷物を運んでもらう→自分の身体ひとつで引っ越し先へ

というのが、一般的な引っ越しの流れです。場合によっては、大型のバンをレンタルするなどして、自ら荷物と一緒に引っ越し先へ向かう人もいます。
ところが、これが都市から離島といったような引っ越しの場合には、このように引っ越しの方法がいくつもあるわけではありません。ましてや1日で引っ越しが完了というわけにもいきません。

奄美大島への引っ越しは、離島という立地の関係上、「コンテナ引っ越し」となるのが一般的です。
トラックで荷物を輸送すると、その輸送代金が非常に高額となってしまいます。費用面や輸送時間など、あらゆる面でトラックでの引っ越しのメリットは見当たりません。

コンテナについて

ここで、「コンテナ引っ越し」に欠かせないコンテナについてみていきましょう。

「コンテナ引っ越し」に使うコンテナは主に「10F」「12F」「20F」(F = フィート:約30cm) の3つのサイズがあります。

[コンテナのサイズ] 10F:幅 約3m × 奥行き 2.3m × 高さ 2.3m (約4畳)
12F:幅 約3.6m × 奥行き 2.3m × 高さ 2.3m (約5畳)
20F:幅 約6m × 奥行き 2.3m × 高さ 2.3m (約8畳)

[引っ越し荷物の目安] 10F:2~3人家族で荷物は少な目
12F:2~4人家族で荷物は多め
20F:一戸建てなどに住んでいる人、荷物がかなり多い人

奄美大島への引っ越し費用、その大半を占めるのは「コンテナ料金」と「海上輸送費」となります。奄美大島への引っ越しにおいて、その引っ越し費用を安く抑えたいのであれば、荷物を極力減らすことは必須となります。
ちなみに、20Fコンテナは10Fコンテナのほぼ2倍の輸送費用となります。奄美大島へ引っ越しをする際、荷物を整理・処分するなどして、必要最小限の荷物だけを輸送する人が大半です。

コンテナ輸送は発送場所や船の出航状況にもよりますが、概ね1週間程度といわれています。
奄美大島への引っ越しは、プロセス自体は一般的な引っ越しと変わりはありません。異なる点を強いて言うならば、「荷物の到着に時間がかかる」ということでしょうか。

終わりに

以上、『奄美大島へ引っ越しする際の流れ』について解説しましたがいかがでしたか?
離島への移住というと大掛かりで煩雑な、どこかハードルの高いイメージがあったかもしれません。ところが、実際は一般的な引っ越しとなにも変わりません。離島への移住は、意外にも簡単であることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
奄美大島への引っ越しを機に、モノであふれた生活から離れてシンプルに生きる人が増えています。
「東洋のガラパゴス」と呼ばれる島で、美しい自然に囲まれて生きる。思い切って身を軽くして、ゆったりとした生活を送るのも素敵かもしれませんね。

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