奄美大島での賃貸状況

近年、私たち日本人の生活のカタチが多様化してきています。それを証明するように、都市での生活からかけ離れた離島での暮らしを選ぶ人が増えてきました。こうした移住者たちの多くに選ばれているのが、奄美大島です。
離島への移住希望者たちが注目する奄美大島ですが、実際の現地での生活はどうなのでしょうか。

移住を決断する前に、現地の住宅事情をきちんと把握しておくことは、後に後悔しない移住とするための重要なことです。
移住するにあたって、期待と共にあるのが不安です。奄美大島へ移住を考えている人にとって、現地の住宅事情は非常に気になるところであると思います。
そこで今回は、『賃貸住宅』に的を絞って、奄美大島の住宅事情についてお話ししたいと思います。

奄美大島の住宅事情

奄美大島の賃貸住宅事情に触れる前に、まずは奄美大島の全体的な住宅事情 (不動産事情) を把握しておきましょう。

奄美大島の不動産事情

奄美大島の島内では、老朽化した空き家が非常に目立ちます。これらはいわゆる築古物件と呼ばれるものですが、島内にはこうした物件が多いということは把握しておかなければなりません。
仮にこうした築古物件を安く購入できたとしても、住居としてのレベルにまで改修・修繕することを考えると、高くついてしまうことは間違いありません。
インフラ設備に関しては、特に注意が必要です。こうしたことは、離島ならではの不動産事情ともいえるかもしれません。

奄美大島の賃貸住宅

先述した不動産事情を踏まえて、賃貸住宅事情についてお話ししたいと思います。
奄美大島へ移住する際、中古の戸建て物件の購入を考える人は多くいます。ところが、現地の不動産事情を目の当たりにして、結果的に賃貸物件に住むという選択をするという人もまた多いのが現状です。

賃貸契約のハードルが意外と高い?

奄美大島へ移住した人の多くが、その住まいのカタチとして選ぶのが賃貸住宅です。ところが、”賃貸契約を結ぶのに苦労する人が後を絶たない”、こうした現状があるということは心得ておかなくてはなりません。これは一体どういうことなのでしょうか。
奄美大島で賃貸契約を結ぶ際、そのハードルを高める要因となっているのが「島内保証人」です。離島生活に馴染みのない、都市部で暮らす人々には聞き慣れない言葉です。
「島内保証人」とは文字通り、”島内の保証人を立てろ”ということです。
奄美大島は離島ですから、島内での世間は狭いものです。保証人を島内の人間に限定することで”世間体”を上手く作用させ、「賃借人が家賃を滞納しにくくなる」、「保証人が延滞した賃料を立て替える」、こうしたことを促して未収賃料のリスクを軽減するという不動産会社の狙いがあります。

この島内保証人に関しては、島内で仕事に就いた際、その勤務先が相談に応じてくれる場合があります。また、不動産会社によっては、家賃の6か月分程度の預り金を収めることで島内保証人を不要とすることもあります。

気になる家賃相場は?

賃貸住宅に住む上で、”地方の家賃は安い”というのは、もはや常識といってよいでしょう。奄美大島は離島ですから、地方の最たるもののようですが、実際のところはどうなのでしょうか。
結論からお伝えすると、奄美大島の家賃相場は高めです。”田舎なのに家賃が高いの?”と疑問を抱く人もいるかと思いますが、こうした現状には先述した奄美大島の不動産事情が大きく関係しています。
先にお伝えした通り、奄美大島には空き家が非常に多いです。その一方で、賃貸物件 (物流物件) が極めて少ないという現状があります。部屋を借りたい人が多くいる中で、賃貸物件が少ないわけですから、必然と家賃が高く設定されてしまうということは想像に難くありません。

奄美大島の賃貸住宅ですが、家賃相場が高いのにもかかわらず、総体的にみた賃貸物件の状態は決してよいとはいえません。
例えば、家賃が高い割には建物が古かったり、室内設備 (冷暖房、給湯器など) が旧式であったりします。
都市での暮らしの感覚で、こうした賃貸住宅事情を目の当たりにすると、どうしても違和感を覚えてしまうことは間違いないでしょう。

奄美大島の不動産業界を悩ませているのは、新しいマンションやアパートが少ないということです。新しい建物は建たず、既存の建物は老朽化していくという住宅事情があることは、奄美大島へ移住を考える人にとっては他人事ではありません。
賃貸需要と物件供給のバランスが悪いため、家賃が高止まりしているというのが、奄美大島の賃貸住宅事情です。

終わりに

以上、奄美大島の賃貸住宅事情についてお話ししました。
“南国の島へ移住”というと、美しい自然やゆっくりと流れる時間などといった理想が先立ってしまうものですが、現実的な部分もしっかりと捉えなくてはいけません。
奄美大島への移住を考えている人は、今回お伝えした現地の賃貸住宅事情を鑑みた上で、慎重に
決断しましょう。

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